その2.信州・横谷峡 横谷温泉旅館【施設、お風呂編】 [苔の森と安曇野_2022年7月]
1日日の宿は、諏訪から目的の苔の森≒白駒の池に行く途中にある、一軒宿の横谷温泉旅館さん。「横谷」は「よこや」と読みます。HPはコチラ→https://www.yokoyaonsen.com/
今年で創業99年というから大正時代の創業で、建物は昭和感が満載・・・・ながら、手入れは十分されているようで、不快感のようなものはありませんでした。
宿の1階部分が駐車場レベルで、食事処もこのフロア。ここからエスカレータもしくはエレベータでフロントのある2階に上がります。この画像の右奥が食事処。活けてあるお花は造花ではなく生花でした。お見事
事前に、チェックインに時間がかかるという情報を得ていたので、かなり早めの14:30頃に到着。今回のプランが貸し切り風呂付きのものだったので、希望の時間を取るには早く着くのがベストと考えて早めの到着を目指したのですが、それでも順番は8番目でした。結局貸し切り風呂も希望の時間は予約できず、次善の時間にするしかなかったのはまあ仕方ない。連泊の人もおられましたし。
これは新型コロナウィルス対応のために書かされた。
これは新型コロナウィルス対応のために書かされた。
受付後さっそくお部屋へ。
お部屋は新館・仙峡亭の513号室。エレベータのすぐ近くなのは便利でした。人がよく通る場所ですがうるささは気にならず。
入って・・・・踏み込みの左にトイレ、右側に洗面台と、使うことのないバス。
入って・・・・踏み込みの左にトイレ、右側に洗面台と、使うことのないバス。
トイレの右に飲み水コーナー(給水器)と下に冷蔵庫。左にトイレの扉(引き戸式)が見える。
部屋は広いです。「14畳もしくは18畳」とHPにありました。数えていませんが、おそらくは14畳かと。
奥から撮るとこんな感じ。畳はきれいでしたが、そのほかはさすがに古さが目立つ。でもまあこんなものだと割り切ればそんなに気にならない。
浴衣やタオル類は押し入れの中に鎮座。全サイズが揃っていて選ぶのが便利でした。
窓の外はこんなもの。ちなみに眼下には駐車場があり、居並ぶクルマがよく見える。
場所柄か関東(首都圏)のナンバーが多く、関西のクルマはあまりなかったように思います。だって新宿から諏訪まで200㎞ほどなのに対し、大阪からだとルートにもよりますが近くても350kmはありますので、その差は歴然。そりゃあ関東圏といっても過言ではないでしょう。
場所柄か関東(首都圏)のナンバーが多く、関西のクルマはあまりなかったように思います。だって新宿から諏訪まで200㎞ほどなのに対し、大阪からだとルートにもよりますが近くても350kmはありますので、その差は歴然。そりゃあ関東圏といっても過言ではないでしょう。
下に降ろしていた視線を上げると緑の美しい渓谷が見えました。夜間雨が降ったので、朝に映える緑は清々しかったです。(もっともこの後、それ以上の様々な緑色を目にするのですが)
ではこの宿の一番のウリ、温泉に行きましょう。
フロントの脇を抜け、こんな廊下を通って・・・・温泉棟へ行きます。というか、お風呂は本館の2階部分なんですけどね。
水は湧き水とのこと。湧き水は大体旨い。
スリッパにはポストイットを貼って区別するようになっていました。
早めにチェックインをして荷物を置くのもそこそこにお風呂に直行しただけあって、期待通り空いています。空いてはいるが、それでも前客はいる。
内風呂に人はいない。
露天風呂に急ぐ。この宿のお風呂は露天にこそ価値があると言っても過言ではないのだ。
この階段を降りていくと・・・・ひとつめの露天風呂。
このお湯が凄い 見てください、この表面 なんか膜が張っているぞ。言葉は悪いが、温泉というより鉄工所の排水みたいだ・・・・(失礼しました)。一瞬入るのに躊躇する。それくらいのビジュアルではある。
この膜の正体は言うまでもなく鉄分。膜はパリパリしている。
ここの温泉は湧き出したときは無色透明なのですが、空気に触れたとたんに源泉に含まれる鉄分が酸化してこんな色に変色するのだそうです。有馬温泉の金湯と同じ原理ですね
ここの温泉は湧き出したときは無色透明なのですが、空気に触れたとたんに源泉に含まれる鉄分が酸化してこんな色に変色するのだそうです。有馬温泉の金湯と同じ原理ですね
振り返るとこんな感じ。
そのまま奥のお風呂へと移動。ここでようや前客と遭遇しました。脱衣場にあった浴衣はこの人たちのもの。
流石にここでは写真は撮れない。
でも、ここのお風呂が一番よかったかな。熱くなくぬるめできわめて適温、いつまででも入っていられる感じでした。ここで前客さんと話をする機会があったのですが、この方たちは東京からお越しで毎年この時期に連泊で来られるのだそうです。ここは「これまでに入った温泉の最高峰。なので毎年来るんですよ」とまで言っておられました。この露天風呂、宿の命名は巨石露天風呂。たしかに岩はでかかった
さて、時間になったので次は貸切風呂へ行くとしましょう。時間は夕食前の17:15~。
予約したのは二つあるうちの右側、雪あかり ロビーで鍵を受け取ってそそくさと歩いていく。
さて、時間になったので次は貸切風呂へ行くとしましょう。時間は夕食前の17:15~。
予約したのは二つあるうちの右側、雪あかり ロビーで鍵を受け取ってそそくさと歩いていく。
扉を開けるとこんな感じ。おお~、やっぱり茶色い(笑) しかも相当色が濃い。
2か所から注がれるお湯ははじめは無色透明ながら、すぐに茶褐色に変色。鉄分全開、少し舐めると血の味がします。
入浴目線。眼前の緑色との対比が何とも絶妙でいい気分でした。夏の絵画を見ているような気分。
次は男女入れ替え後の大浴場。
正直、入れ替え前の方がよかった。
こちらは内湯も茶色い。
こちらは内湯も茶色い。
向かって右側に露天風呂の出入り口。外は雨が降っていましたが気にせず向かいます。命名は渓流露天風呂。
こちらの露天風呂の湯の茶色さはマシな方で、多少の透明度はありました。
それでも底までは見通せないのでこの表示は助かりました。というか、これがないと転倒する人が続出するでしょうね。一種のリスクアセスメント。
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