1.明石にて [赤穂温泉 割烹旅館 鹿久居荘]
この冬、赤穂まで牡蠣を食べに行ってきましたので、その様子を3回に分けて報告したいと思います。
赤穂市は、大阪に隣接する兵庫県の最も西に位置する都市。もう数km西に行けば岡山県。まあ日本で赤穂を有名にならしめているのは、誰がどう言っても「忠臣蔵」ですね。毎年年末の風物詩、街のあちらこちらでもPRしています。
さて、今回は、赤穂に行く途中の明石で昼食を取ることにしました。
赤穂市は、大阪に隣接する兵庫県の最も西に位置する都市。もう数km西に行けば岡山県。まあ日本で赤穂を有名にならしめているのは、誰がどう言っても「忠臣蔵」ですね。毎年年末の風物詩、街のあちらこちらでもPRしています。
さて、今回は、赤穂に行く途中の明石で昼食を取ることにしました。
実は会社関係で明石市在住の人がおり、地元情報で美味しいというお店を紹介してもらっての訪問。
そして訪れたここは「魚の棚商店街」という、明石駅から徒歩数分の商店街。「魚の棚」は”うおんたな”と読むそうです。東西数百メートルの決して大きくはない商店街ですが、玉子焼(後述します)のお店や鮮魚店、海産物の乾物店などが軒を並べ、活気のある商店街。
https://www.uonotana.or.jp/
こんなトラックも走っている。うん、なかなかダイナミックだ
旅はまだこれからなのに、何だかんだと買い物をしてしまいました。まあクルマなので、傷むものでない限りは問題なし。
で、昼食はこの店で。季節料理 藤原さん。前述の知人行きつけのお店で、夜は居酒屋になります。場所は【ココ】(←クリックどうぞ)
その知人の言うには、バナナマンのテレビ番組で、「地元の人が奨めるお店・・・・どうせ行くなら○○に行きんしゃい」とかいうコーナーで、街行く人に薦められた日村氏が訪れて海鮮丼を食べたお店とのこと。別にタレントさんが行ったからと言ってありがたがる気はさらさらありませんが、地元民が薦めるお店はほぼほぼ間違いがない。
https://www.uonotana.or.jp/
こんなトラックも走っている。うん、なかなかダイナミックだ
旅はまだこれからなのに、何だかんだと買い物をしてしまいました。まあクルマなので、傷むものでない限りは問題なし。
で、昼食はこの店で。季節料理 藤原さん。前述の知人行きつけのお店で、夜は居酒屋になります。場所は【ココ】(←クリックどうぞ)
その知人の言うには、バナナマンのテレビ番組で、「地元の人が奨めるお店・・・・どうせ行くなら○○に行きんしゃい」とかいうコーナーで、街行く人に薦められた日村氏が訪れて海鮮丼を食べたお店とのこと。別にタレントさんが行ったからと言ってありがたがる気はさらさらありませんが、地元民が薦めるお店はほぼほぼ間違いがない。
これが昼メニューですが・・・・ご覧ください。日替定食のお値段 今どきワンコインですよ。
妻はこれを注文。この日は淡路島産、ハモのフライ(と季節の天ぷら)でした。
私は知人おススメの特上海鮮丼。これでも1,000円ですからね。ライスは少なかったんですけど、夕食を考えるとこれが適量。お刺身は、明石タコ、炙り〆鯖、ブリ、明石鯛、ヒラメ、焼き穴子など明石の海の幸がごはんの上にずらりと並ぶ。
プリプリのお刺身はどれも美味しかった。ものの数分で完食。あと一杯は軽くイケましたね。
さて2日目の昼食は、昼食と言えないようなものではありました。
私は知人おススメの特上海鮮丼。これでも1,000円ですからね。ライスは少なかったんですけど、夕食を考えるとこれが適量。お刺身は、明石タコ、炙り〆鯖、ブリ、明石鯛、ヒラメ、焼き穴子など明石の海の幸がごはんの上にずらりと並ぶ。
プリプリのお刺身はどれも美味しかった。ものの数分で完食。あと一杯は軽くイケましたね。
さて2日目の昼食は、昼食と言えないようなものではありました。
それは玉子焼。ここ明石では、たこ焼きのことを「玉子焼」というのです。
というと、思いっきり語弊がある。明石の玉子焼はたこ焼きとはまったくの別物。大阪のたこ焼きのようにソースを塗ってつまようじをぶっ刺して食べるのではなく、専用の薄味の出汁に浸けていただく食べ方。中の具もタコのみです。
で、私たちが訪れた玉子焼のお店はにし尾さんといいます。前述の知人が紹介してくれたお店。場所は【ココ】(←クリックどうぞ)。
ここは知っていないと本当にわからない。穴場中の穴場といっていいでしょう。私たちはクルマのナビでいきましたが、それでもなかなかたどり着けず、結局お店に電話をして、雨の中お店の方がわざわざ外に迎えに来てくださったくらい。それほどにわかりにくい。だって、上のMapionのリンクをクリックしても、正確にはわからんよ。壁に貼られた看板(?)で初めてわかるくらいだろう。しかも店舗(というか、普通の住宅に増設しただけ)は家の裏にあるんだからますますわからない。妻なんて、勘違いして家の玄関ドアを開けたくらいだからね(苦笑) これまで行ったお店の中の〔King of 穴場〕に間違いない。
シンプルなメニュー。冬場はこれにおでんもある。
ここは知っていないと本当にわからない。穴場中の穴場といっていいでしょう。私たちはクルマのナビでいきましたが、それでもなかなかたどり着けず、結局お店に電話をして、雨の中お店の方がわざわざ外に迎えに来てくださったくらい。それほどにわかりにくい。だって、上のMapionのリンクをクリックしても、正確にはわからんよ。壁に貼られた看板(?)で初めてわかるくらいだろう。しかも店舗(というか、普通の住宅に増設しただけ)は家の裏にあるんだからますますわからない。妻なんて、勘違いして家の玄関ドアを開けたくらいだからね(苦笑) これまで行ったお店の中の〔King of 穴場〕に間違いない。
シンプルなメニュー。冬場はこれにおでんもある。
安い。玉子焼10個が350円。前述の魚の棚商店街には同じ玉子焼のお店が10店舗くらいありましたが、そのお値段はおおむね600~650円でした。そりゃまあ、典型的な観光地価格と地元民しか来ない地域のお店とでは同じ価格であるはずはないですが、それでも倍ほどの差がある。
これが明石の玉子焼。何もかかっておらず、シンプルに丸っこい玉子焼のみ。10個が斜めになった板に載せられています。
ダシは本当に薄味。しかし、これが玉子焼の玉子の風味を実に際立たせる。味が濃いとこの玉子の風味をスポイルしてしまうんだろうな。出汁に浸けて1個を口に含むと、玉子の香りがぶわっと立ち上がるのです。
美味い旨いとぱくぱく食べていると、あっという間になくなった。・・・・で、お代わりしました。追加の10個。
ダシは本当に薄味。しかし、これが玉子焼の玉子の風味を実に際立たせる。味が濃いとこの玉子の風味をスポイルしてしまうんだろうな。出汁に浸けて1個を口に含むと、玉子の香りがぶわっと立ち上がるのです。
美味い旨いとぱくぱく食べていると、あっという間になくなった。・・・・で、お代わりしました。追加の10個。
これもあっという間に我が胃袋に。いやあ、美味しかった~
実は我が家では家庭でも夕食としてたこ焼きを食べることがあり、その際私は”明石焼風”と称してソースではなく出汁で食べるのですが、それはあくまで”風”であり、実物とはまったくの別物であるという事は今回よ~~~くわかりました。
ここはまた是非来たいと思います。お店の方々は気さくで気持ちのいい人ばかりだったし、場所もこれでばっちり分かったしね。是非再訪したいと思います。
ここはまた是非来たいと思います。お店の方々は気さくで気持ちのいい人ばかりだったし、場所もこれでばっちり分かったしね。是非再訪したいと思います。
2.宿に到着 [赤穂温泉 割烹旅館 鹿久居荘]
今日は比較的あたたかくてよかったですね。朝から畑に行ってうすいえんどう用の網を張ってきました。
明石を出て西に向かいます。加古川、姫路、太子龍野の各バイパスと国道2号線をひた走り、相生を経て赤穂へ相変わらず混んでやがる・・・・
相生から赤穂に向かう峠にこのような像がありました。やっぱりね、という感じで・・・・いわゆる赤穂事件を藩に報せる様子を像にしたしたものでした。
明石を出て西に向かいます。加古川、姫路、太子龍野の各バイパスと国道2号線をひた走り、相生を経て赤穂へ相変わらず混んでやがる・・・・
相生から赤穂に向かう峠にこのような像がありました。やっぱりね、という感じで・・・・いわゆる赤穂事件を藩に報せる様子を像にしたしたものでした。
その像から走ること約10分。今宵の宿、割烹旅館 鹿久居荘さんに到着です。
全景は宿のHP(https://kakuisou.com/)をご覧いただくとして、こちらが駐車場側の入り口。入ってみると、にぎやかなロビー。
売店はこじんまりとしていて、ロビーにはなぜか昭和的な屋台がある。子供にはウケるかもしれません。
道路側にも入口はありましたが、あまり使われないと思う。
全景は宿のHP(https://kakuisou.com/)をご覧いただくとして、こちらが駐車場側の入り口。入ってみると、にぎやかなロビー。
売店はこじんまりとしていて、ロビーにはなぜか昭和的な屋台がある。子供にはウケるかもしれません。
道路側にも入口はありましたが、あまり使われないと思う。
部屋は3Fの307号室。奥の突き当りの左側。
10畳の和室です。広縁のある昭和的な造り。その広縁には「National」の冷蔵庫。かつては有料のビールやジュース類が入れられていたであろう瓶や缶用の型が据えられたままになっています。
部屋の壁は厚くはなさそうで、隣りの部屋の話し声が聞こえるくらい。隣りが夜遅くまで話してたら鬱陶しいなぁ~と危惧しておりましたが、結構早くに就寝されたようで夜間が静かだったのには助かりました。
扉側を振り返るとこんな感じ。空気清浄機がぶんぶんと唸りを上げていました。強さを緩めるとかなり静かになりましたが、これはもはや旅館やホテルの必須アイテムですね。
何度も洗濯を繰り返したであろう作務衣風の部屋着は結構ヨレていましたが、それがいい方に働いてかえってゆったりとしてよかったです。
お風呂は4F 。エレベータのフロアから3~4段の階段を上って左側。
更衣室はふつうで、洗面周りもふつう。ただし、櫛やらヒゲ剃りなどのアイテムはここにはない。ドライヤーはあります。
お風呂は、宿が自虐的に称する「狭い大浴場」。たしかに広いとはいえませんでしたが、十分ではありました。ただし、景色はあまりよくない。海に近い宿ながら、残念ながら海を眺めながらの入浴とはいきません。
露天は二人が入ればいっぱいという感じでしたが、一人で入る分には十分。温度も適温。
次回、この旅の目的である食事の紹介を。
3.これが目的~牡蠣三昧御膳+焼き牡蠣食べ放題90分 [赤穂温泉 割烹旅館 鹿久居荘]
さてお食事。
今回の旅はこのために来たと言っていい。夕食の名称は牡蠣三昧。牡蠣料理のフルコースに、90分の焼き牡蠣食べ放題がついています。
今回の旅はこのために来たと言っていい。夕食の名称は牡蠣三昧。牡蠣料理のフルコースに、90分の焼き牡蠣食べ放題がついています。
実は今回の焼き牡蠣、4月に行った定年旅行のリベンジでもあるのだ。あのとき、松島で昼食のために入ったお店が実は牡蠣食べ放題のお店。
そこで食べたのが牡蠣の定食だったのですが 、本当は食べ放題にしたかったのです。
ただこの日はすみれさんで米沢牛を堪能する日、食べ放題で腹をパンパンに膨らませて行くにはあまりにも思慮に欠けるし、何より定年旅行のメインイベントのひとつ、さらに決して丈夫ではない妻のお腹も心配だったので、ここは割り切って定食にした次第。
そこで食べたのが牡蠣の定食だったのですが 、本当は食べ放題にしたかったのです。
ただこの日はすみれさんで米沢牛を堪能する日、食べ放題で腹をパンパンに膨らませて行くにはあまりにも思慮に欠けるし、何より定年旅行のメインイベントのひとつ、さらに決して丈夫ではない妻のお腹も心配だったので、ここは割り切って定食にした次第。
だからといっては何ですが、牡蠣の食べ放題は是非ともやりたかったわけです。
今回、ようやく8か月前のリベンジを果たせました
食事会場はフロントの脇、ココから入る。
食事会場はフロントの脇、ココから入る。
入ると赤穂四十七士がお出迎え。
食事スペースの中央には大きな生簀や水槽がデンと据え付けられ、中を魚や穴子が泳いでいる。これは子供たちにはウケるだろう。実際、泳いでいる魚をタモですくって調理してくれるコースもあります。
青い籠の中は牡蠣。
左側の長いヤツは穴子。
青い籠の中は牡蠣。
左側の長いヤツは穴子。
食事は個室の座敷でいただいたのですが、天井がスルーしているせいもあって隣りの部屋の声が筒抜けで、もううるさいったらありゃしない 30~40代くらいの夫婦二組が大きな声でしゃべりまくって、迷惑この上なかった。こちらは60才同士の年配夫婦、そんなに声高に話すこともなく静かなもんですが、ふすまの向こうは下らん話を延々と、食事をしている間ひっきりなしにくっちゃべってましたね。これさえなければ、もっとゆっくり牡蠣を味わえたのに・・・・と運の悪さを嘆きたくなりました。
まず、はじめにあったものと本日のメニュー。前述通り「牡蠣三昧」という命名。
まず、はじめにあったものと本日のメニュー。前述通り「牡蠣三昧」という命名。
たしかに最後の吸い物とデザート以外はすべて牡蠣のお料理です。牡蠣好きの私にはたまらない 妻が牡蠣嫌いでなくてよかったです、ホント。
では次々に行きましょう。
まずは牡蠣のガーリック焼きサラダ。なるほど、こんな食べ方もあるのね、という感じ。野菜と牡蠣を口に含むとほのかにガーリックが香る。ベジファーストは最近の私の常、一気に片付ける。
柚子胡椒ポン酢。柚子胡椒は”味の破壊者”だと思っているのであまり好きではないのですが、これはあんまり壊していない。柚子の香りの方が立っている感じで、添えられていたワカメや長芋と一緒にいただくとマイルド。
お刺身は旨い。さすがに海の宿です。小皿の上のとろろ昆布に巻かれたのが牡蠣。
こちらは牡蠣のいなり寿司。牡蠣は天ぷらと時雨煮があり、それがいなり寿司と化している。まぁこれもいいのですが、あとから出てきた熱々の牡蠣フライには白米がよかったです。これは間違いなく。
鍋物は、牡蠣と厚揚げの鶏パイタン鍋。これ、普通に美味かったです。このスープにうどんかラーメンを追加したかったね。
さあ、ここまで平らげたら、いよいよ焼き牡蠣に移ろう。デフォで準備されていた牡蠣は約20個。これを約10個ずつ、まずは平らな方を下にして、それから蓋をして3分焼く。そのあと裏返してあと3分焼く。時間は砂時計で測ります。
焼き終わったら隣りの板の上に一旦置き、そこから食べ始める。蓋が空いていないヤツは専用の治具でこじ開けて。タレは主にポン酢。レモンだとちょっと力不足、ポン酢が牡蠣の甘みを引き立てて、一番合っていたように思います。
12月の半ばということでまだ少し小さいかな、と危惧していましたがそれも杞憂に終わる。たしかに「大きい」とは言い難いが、それでも必要にして十分、プリプリの牡蠣が堪能できました。・・・・いくらでも入るぞ、これは。
ちなみに表面が乾いて見えますが、これは熱いものが外気に触れて自身の熱で一瞬で乾いたようになったもの。表面はこうでも、なかはめっちゃジューシーです
当然ながら食べるごとにガラは増えていく。
20個はあっという間に食べ終え、お代わりで10個追加。追加は一度に5個/人で、1個単位で持って来てくれます。結局ウチは10個/2人を2回追加。ビールも進む。
ちなみに表面が乾いて見えますが、これは熱いものが外気に触れて自身の熱で一瞬で乾いたようになったもの。表面はこうでも、なかはめっちゃジューシーです
当然ながら食べるごとにガラは増えていく。
20個はあっという間に食べ終え、お代わりで10個追加。追加は一度に5個/人で、1個単位で持って来てくれます。結局ウチは10個/2人を2回追加。ビールも進む。
もちろんガラは増えていく。この山で約20個分。
焼き牡蠣に夢中になっていると、次のお料理。
牡蠣と冬野菜の味噌煮と定番・牡蠣フライ。どちらも熱々うまうま。この牡蠣フライは白ごはんで食べたかったなぁ~(ーー) 残念
結局追加の計20個はすべて私の胃袋に。美味かったですよ~ 最終的に焼き牡蠣は計約35個をいただきました。まだ食べられましたけどさすがに時間切れ。
(もう少し早くから焼き牡蠣を食べ始めておくべきだったと少し後悔)
(もう少し早くから焼き牡蠣を食べ始めておくべきだったと少し後悔)
お料理のぶんも含めれば、この日私はおよそ50個の牡蠣をいただいたことになりますな。さすがに満足・・・・でも1回の食事で牡蠣50個ってやっぱり多いですよね(笑) もっと食べる強者はいっぱいいるとは思いますが
お吸い物がやさしく、デザートの抹茶ババロアは爽やかでした。まんぞくまんぞく。
さて朝ごはん。
席は生簀を取り巻く椅子の席。昨夜もこっちがよかったな。
朝食は普通です。きわめて普通。でもこれで十分。
朝食は普通です。きわめて普通。でもこれで十分。
サラダは体によさそうで、
佃煮はごはん泥棒。
魚のホイル焼きは味噌風味で玉ねぎはやわらか(そういえば玉ねぎの一大産地である淡路島はすぐ近くだ)、さらにこの乾燥小海老と青さの味噌汁が美味。海の宿の面目躍如といいますか、まあ郷土のお味噌汁なのでしょう。
極めて普通ながら十分な朝食でした。美味しかった。
定年旅行の松島のリベンジ、無事果たせました。苦手な人も多い牡蠣ですが私は大好物です。また来年も行きたいものです。(連続だと妻は嫌がるだろうけど)
定年旅行の松島のリベンジ、無事果たせました。苦手な人も多い牡蠣ですが私は大好物です。また来年も行きたいものです。(連続だと妻は嫌がるだろうけど)