定年旅行_その3_特等和室の708号室 [定年旅行~第二次東北旅行]
前回の記事で、前方に見えた入口がこちら。おおっ? 2人連れやん こっちはちゃんとルール通り二手に分かれたのに。こちらがバカ正直なのか、彼らが賢いのか。よくわかりませんが、正直者が馬鹿を見た、ような気分に少しなりました
その後無事船内6デッキで合流した妻と私は、さっそく予約した部屋へ。とにかく前へ前へ、船首方向に進みます。壁に描かれた小鳥の絵が可愛い そして手摺りは必須アイテム。実際、揺れが激しかったときの手摺り効果は絶大でした。
廊下の突き当りを左折した正面が私たちの部屋、708号室です。
フェリー全体の案内図で見るとこちら。ついでに、降りたエレベータの位置も記しておきました。文字通り「端から端」でしょ。重いスーツケースをゴロゴロ転がしての移動は、ホント疲れましたよ
※詳細な船内案内図をご覧になりたい方は【コチラ】(←クリックどうぞ)
外から見るとココ
カードキーでピッとやって解錠しドアを開ける。
すぐ右にカードキーを差すスロットと照明スイッチ、エアコン温度調整システム。
ふすまの向こうに居住スペース。
奥の板の間がある分だけ、他の和室よりも広い。私たちはここにスーツケースを広げました。
奥から見るとこう。さっそくスマホをいじる妻。
空いている扉の中が水回り。
そのドアは、解放状態でうまく固定できるようになっている。靴入れ側の球が、ドア側の丸にパコっと収まるような感じではまり込み、ガッチリ固定されます。その都度フックに金具を引っ掛けたりする必要もなく、ワンタッチで固定したり解放できたりするのはとても便利でした。これも船特有の工夫、部品なのでしょう。
船室側面の窓は障子の向こう。夜間はカーテンを閉めておく必要があるそうで、その注意書きもありました。もちろんこういう約束事は厳守するのが我が家のルール。
奥の板の間のクローゼットの下部には、3人目用のフトン。そういえばこの部屋は定員:3人なのです。そうなるとちょっと狭いだろうけど。
ドア側近くのクローゼットの下にはバスタオルなど。
テレビ等の設備品回り。右側の絵画は下からの間接照明です。
テレビの下には・・・・これは冷蔵庫だな。
なんとNational製だ。製造年月は相当前なんだろうけど、必要かつ十分に冷えました。持ち込んだ保冷剤を、退出時までほとんど溶かさずにキープ。さすがNational、性能抜群だぜ 結婚するまで妻が働いていただけのことはある(何年前だ?)。
水を沸かす設備に・・・・(揺れで倒れたり滑ったりしないよう針金の治具で固定する仕様)
お茶セットもちゃんとある。茶菓子はなかったが(笑)
右の茶筒の中に、この2種類のスティック茶がふんだんに詰め込まれていました。各10本以上はあったんじゃかかろうか。滞在中に飲み干す奴はまずいないだろう、いうくらいの量はありました。・・・・写真撮り忘れ・・・・
では水回りに。
トイレとバスの位置関係はこの通り。
シャワートイレは特等船室以上の設備。1等以下はバスはなくシャワーのみとなり、さらに保温便座ではなくなる。1等と特等の最も大きな違いがここ。
また、和室の場合、特等=7デッキ、1等=5デッキとフロアの位置が異なり、窓からの光景に大きな差が生じます。特等の7デッキは主に前方の海が見えるのに対し、1等の5デッキはほぼ船の構造物(甲板)しか見えないとのこと(ただし両端の501号室および508号室は端にあるため海が見える)。この差が、早割の場合2,000円/人となるわけ。
そして、708号室を選んだ最も大きな理由がこの「窓」。
バスに窓があるのは、スイート以外では特等和室の701号室と708号室のみなのです。それ以外の特等和室は進行方向の前面に窓があり、バスにはありません。
そして名古屋→仙台に向かう便では、陸地側に当たるのがこの708号室。私が予約時に708号室を選定した理由はここにあるわけです。701号室では海しか見えないわけで、まああんまり意味がないとは言えば、ない。その点、陸地が見えるのは景色に変化があって、それなりにおもしろいのです。自然光が入ってくる、人工的ではない明るさも魅力的でしたし。
ただ、陸地から10km以上も沖を走っていると、せっかくの陸地の景色もどれも同じように見えて、あんまりよくわからん、というのが実際のところ。部屋のバスに湯を貯めて入浴したのも1度だけだったし(大浴場での入浴は2回だったかな?)、そういう意味ではどうだったんだろ、という感じではあります。
ただ。
この船室は上の案内図をご覧になると一目瞭然なのですが、船の1番高い所で、かつ一番端っこ。つまり、この船の中で最も揺れ幅の大きい場所にあるんです。上記のメリットが、波があると逆に一番のデメリットの原因になり得るわけですね。今回の船旅では、季節外れの台風の余波で結構揺れがありました。酔い止め薬:アネロン「ニスキャップ」のおかげで何とかなりましたが、なかったと思うと・・・・ 自分の先見の明を、ここでは褒めてやりたいです(笑)
さて、4月からプラスチック新法だか何だか知らんが実にくだらない法律が施行されたおかげで少し心配していた歯ブラシ等の消耗品ですが、フェリーにはありました。ついでに言うと、この後宿泊したすべての宿に置いてありました。レジ袋の有料化もそうですが、あんな一般市民をコケにするような法律はすぐにでも廃止してほしいものですな。ホンマ、アホかと思う 改正すべき肝心な法律は放置で、こんなしょーもない法律だけすぐにやりやがって
すみません、話が逸れました
妻が気に入った洗面台の気の利いたカランを最後に
それにしても・・・・どうでしょう、これが船の中とはとてもとても。普通のビジネスホテル並みの設備は十分備わっていると思いませんか。言われなければわからないくらいには。2名1室の素泊まりで1泊2日、クルマも一緒に名古屋から仙台まで移動して、食事は別ですがこれで〆て36,800円。私は十分なコスパだと感じました。1等の部屋だともっとお得に感じられたことでしょう。
次回は船内の散策を。
その後無事船内6デッキで合流した妻と私は、さっそく予約した部屋へ。とにかく前へ前へ、船首方向に進みます。壁に描かれた小鳥の絵が可愛い そして手摺りは必須アイテム。実際、揺れが激しかったときの手摺り効果は絶大でした。
廊下の突き当りを左折した正面が私たちの部屋、708号室です。
フェリー全体の案内図で見るとこちら。ついでに、降りたエレベータの位置も記しておきました。文字通り「端から端」でしょ。重いスーツケースをゴロゴロ転がしての移動は、ホント疲れましたよ
※詳細な船内案内図をご覧になりたい方は【コチラ】(←クリックどうぞ)
外から見るとココ
カードキーでピッとやって解錠しドアを開ける。
すぐ右にカードキーを差すスロットと照明スイッチ、エアコン温度調整システム。
ふすまの向こうに居住スペース。
奥の板の間がある分だけ、他の和室よりも広い。私たちはここにスーツケースを広げました。
奥から見るとこう。さっそくスマホをいじる妻。
空いている扉の中が水回り。
そのドアは、解放状態でうまく固定できるようになっている。靴入れ側の球が、ドア側の丸にパコっと収まるような感じではまり込み、ガッチリ固定されます。その都度フックに金具を引っ掛けたりする必要もなく、ワンタッチで固定したり解放できたりするのはとても便利でした。これも船特有の工夫、部品なのでしょう。
船室側面の窓は障子の向こう。夜間はカーテンを閉めておく必要があるそうで、その注意書きもありました。もちろんこういう約束事は厳守するのが我が家のルール。
奥の板の間のクローゼットの下部には、3人目用のフトン。そういえばこの部屋は定員:3人なのです。そうなるとちょっと狭いだろうけど。
ドア側近くのクローゼットの下にはバスタオルなど。
テレビ等の設備品回り。右側の絵画は下からの間接照明です。
テレビの下には・・・・これは冷蔵庫だな。
なんとNational製だ。製造年月は相当前なんだろうけど、必要かつ十分に冷えました。持ち込んだ保冷剤を、退出時までほとんど溶かさずにキープ。さすがNational、性能抜群だぜ 結婚するまで妻が働いていただけのことはある(何年前だ?)。
水を沸かす設備に・・・・(揺れで倒れたり滑ったりしないよう針金の治具で固定する仕様)
お茶セットもちゃんとある。茶菓子はなかったが(笑)
右の茶筒の中に、この2種類のスティック茶がふんだんに詰め込まれていました。各10本以上はあったんじゃかかろうか。滞在中に飲み干す奴はまずいないだろう、いうくらいの量はありました。・・・・写真撮り忘れ・・・・
では水回りに。
トイレとバスの位置関係はこの通り。
シャワートイレは特等船室以上の設備。1等以下はバスはなくシャワーのみとなり、さらに保温便座ではなくなる。1等と特等の最も大きな違いがここ。
また、和室の場合、特等=7デッキ、1等=5デッキとフロアの位置が異なり、窓からの光景に大きな差が生じます。特等の7デッキは主に前方の海が見えるのに対し、1等の5デッキはほぼ船の構造物(甲板)しか見えないとのこと(ただし両端の501号室および508号室は端にあるため海が見える)。この差が、早割の場合2,000円/人となるわけ。
そして、708号室を選んだ最も大きな理由がこの「窓」。
バスに窓があるのは、スイート以外では特等和室の701号室と708号室のみなのです。それ以外の特等和室は進行方向の前面に窓があり、バスにはありません。
そして名古屋→仙台に向かう便では、陸地側に当たるのがこの708号室。私が予約時に708号室を選定した理由はここにあるわけです。701号室では海しか見えないわけで、まああんまり意味がないとは言えば、ない。その点、陸地が見えるのは景色に変化があって、それなりにおもしろいのです。自然光が入ってくる、人工的ではない明るさも魅力的でしたし。
ただ、陸地から10km以上も沖を走っていると、せっかくの陸地の景色もどれも同じように見えて、あんまりよくわからん、というのが実際のところ。部屋のバスに湯を貯めて入浴したのも1度だけだったし(大浴場での入浴は2回だったかな?)、そういう意味ではどうだったんだろ、という感じではあります。
ただ。
この船室は上の案内図をご覧になると一目瞭然なのですが、船の1番高い所で、かつ一番端っこ。つまり、この船の中で最も揺れ幅の大きい場所にあるんです。上記のメリットが、波があると逆に一番のデメリットの原因になり得るわけですね。今回の船旅では、季節外れの台風の余波で結構揺れがありました。酔い止め薬:アネロン「ニスキャップ」のおかげで何とかなりましたが、なかったと思うと・・・・ 自分の先見の明を、ここでは褒めてやりたいです(笑)
さて、4月からプラスチック新法だか何だか知らんが実にくだらない法律が施行されたおかげで少し心配していた歯ブラシ等の消耗品ですが、フェリーにはありました。ついでに言うと、この後宿泊したすべての宿に置いてありました。レジ袋の有料化もそうですが、あんな一般市民をコケにするような法律はすぐにでも廃止してほしいものですな。ホンマ、アホかと思う 改正すべき肝心な法律は放置で、こんなしょーもない法律だけすぐにやりやがって
すみません、話が逸れました
妻が気に入った洗面台の気の利いたカランを最後に
それにしても・・・・どうでしょう、これが船の中とはとてもとても。普通のビジネスホテル並みの設備は十分備わっていると思いませんか。言われなければわからないくらいには。2名1室の素泊まりで1泊2日、クルマも一緒に名古屋から仙台まで移動して、食事は別ですがこれで〆て36,800円。私は十分なコスパだと感じました。1等の部屋だともっとお得に感じられたことでしょう。
次回は船内の散策を。
こんにちは。
4月がご旅行でしたか。客室を見ると、旅館にいるような感じで居心地が良さそうです。特等船室以上の設備が色々とあって、しかもバスから景色が見えて。海景色だけだと変化がないので陸地側はよい部屋を選ばれましたね。船酔いがなく素敵な船旅になって何よりです。この後の記事も楽しみにしています。
by pooh (2022-05-11 21:04)
poohさん
こんにちは。ハイ、4月でした。これからぼちぼち出てきますが、桜が満開な時期を狙ったということもあります。
フェリーは本当に久しぶり乗ったのですが、いいもんだなぁと思いました。クセになりそうです。次に九州に行くときは、別府か志布志辺りに上陸するかもしれません。
by ヒロ (2022-05-12 18:29)
いやあ、凄い凄い。
トイレ、風呂、テレビ、冷蔵庫にケトルまで・・・
ほんとにホテル並みの充実度ですね。
陸側の部屋というのもはじめの船室図でわかりましたし、かなり考えられた選択というのがわかりました。
by 峠おやじ (2022-05-12 18:55)
ナワさん
はい、フェリーで仙台まで行くと決めた日から、個室は必須としても、じゃあグレードはどうするか(私的には1等和洋室でもよかった)、部屋の位置をどうするか(指定できたので)、食事はどうするか(バイキングにする?)、酔い止めは必要か、必要ならどの薬にするか、など考えておくことはいっぱいでした。それらのすべてが楽しい悩みではあったんですが(笑)
結果的にベストの選択だったかどうかに疑問はありますが、まあ満足なものであったとは言えます。
by ヒロ (2022-05-12 21:29)