その7.休暇村 リトリート安曇野ホテル【お食事編_1日目】 [苔の森と安曇野_2022年7月]
食事は安曇野ダイニングというお食事処にて。私たちスタンダードフロアの客はここを左にいって指定された席に着きますが、プレミアムフロアの住人たちは右折して半個室へ行きます。
着席する際には、まずはこれだけ。
お品書きには「アミューズ 信州サーモンの麹和え」とありました。「アミューズ」ってなんだ?
持ち込んだスマホで調べてみたら、もともと「お楽しみ」を意味する言葉で、フランス料理で「おもてなし」や「空腹を和らげてください」という気持ちを込めて出される小品料理のこととのことでした。へぇ~そうなんだ。
そして地元産のワサビ。このおろし鋼がおもしろい。名前を「鋼鮫(はがねさめ)」というのだそうです。おもしろいのはこの紋様。これだけでは普通のおろし鋼なのですが、
表面をよ~く見てみると、平仮名で「わさび」と延々と記してあるんですな。(ところどころ「わびさび」になっているところもありますが)
お品書きに説明書きによりますと
とのこと。なるほど。
まずはビールとグラスワインで乾杯。
ここで前菜が登場。なんともまぁ、華やかで鮮やか
彩りもきれいで、どこからいただくか迷う。
小ぶりながら、鮑と赤貝の歯応えのよさがうまうま。やっぱり鮑は火を通した方がいいです。
この前菜は、お品書きには以下の通り。
続いてはお凌ぎ。郷土料理として、花豆のくるみ味噌和え。器が渋い。
椀物は蛤の吸い物。洋風の仕立て・・・コンソメ味だっと思います。一息つくのにちょうどいい感じ。
そして、何だかどこぞのハンバーガーのような一品。お品書きには、
旬野菜ミルフィーユ仕立て ~信州味噌・チーズとともに~
とありました。上からシイタケ、ナスビ、トマト、そしてまたナスビと重ねられてのミルフィーユ。白っぽいのが溶けたチーズ。手前の塩をちょいと付ければ、これはもうビールに合う合う ぐいぐい行ってしまう罪作りな一品。
次は魚料理としての鱧と旬野菜のポーピエット。
また訳の分からん名称の料理が出て来ましたが、これまたスマホで調べてみると、薄切り肉で野菜等を巻いて筒状にし、焼いたり蒸して仕上げるフランス料理のひとつだそうです。なるほど、たしかにそんな料理だ。
鱧は揚げられていました。
ここでビールは打ち止めにして、赤ワインを注文。どうせなら地元産ということでD.MdV松本平ブラッククイーンというワインを選択。「フレンチオーク樽熟成、凝縮された果実味と適度な渋みが絶妙」とありましたが、ワインの味に疎い私たちにはよくわからん。でも飲みやすくて美味しいと感じたのだから、それでよしとしましょう。実際、美味しくいただけたのだから。
※このワイン、当夜だけでは飲みきれなかったため、キープしておいて翌夜、残りをいただきました。それでOKということでしたので。
さて、お次のお料理はこれ。なんだ、これは?
イワナの切り身が入った信州蕎麦でした。冷製。足らん、蕎麦をもっとくれ、という感じですがあしゃーない。
メインの肉料理は、料理長厳選 長野県産黒毛和牛ステーキ(50g)。追加料金でフィレやらプレミアム牛やらにランクアップできましたが、私たちにはこれでじゅうぶん。
上に乗っているのはフォアグラと美ケ原産鹿肉のステーキ。
肉の焼き加減はミディアムレアですが、焼きが足らない場合は、上の丸いヤツ(焼き石)で焼きを加えてください、とのことでした。私はミディアムレアが一番好みなのでこれがベスト。
あ~、美味かった
ごはんは、お品書きには信州生板村産特別栽培米「滝沢さん家のお米」こしひかり100%とありました。うん、美味しいお米でしたね。地元産の赤出汁も、漬け物は野沢菜と椎茸わさび。これもごはんにベストマッチで満足満足。
デザートはアイスなど。少し量が多めなところがウリみたい。
続いて朝食。
これは正直、度肝を抜かれました。質、量ともに、これまで食べた中ではNo.1ではないか
大袈裟ですが、並みの夕食を凌駕する規模といっても過言ではないと思いました。
水菜や小松菜、トマト、りんご、バナナの入った緑色のスムージーを一気飲みしてから朝食のスタート。
水菜や小松菜、トマト、りんご、バナナの入った緑色のスムージーを一気飲みしてから朝食のスタート。
まずは、いきなりこれ。これ、上から撮っているからわかりにくいんですけど、手前の四角い台は、三段になっているんです。(横から撮るべきだったと後悔しています) そして、この竹の先端を編んだようなもんが気になるなぁ、と思っていたら、
そこに運ばれてきたのが、何と鮎の素揚げ これは本当に朝食か
その三段を分解するとこうなる。
2段目
と3段目
この3段の内容については、画像の助けを借りましょう。
この上、肉料理まであるんだぜ。国産黒毛和牛スライスと冬瓜のべっ甲餡かけだって。
これがうまうま。これ一品でご飯一膳は軽くイケる。
さらに炊き立てのごはん(安曇野穂高有明産の釜炊きコシヒカリ)+具だくさんのお味噌汁。熱い蓋をつかむ際のカバーがかわいい。
蓋を開けると湯気がぶわっと立ち上ったのですが・・・・
さらに炊き立てのごはん(安曇野穂高有明産の釜炊きコシヒカリ)+具だくさんのお味噌汁。熱い蓋をつかむ際のカバーがかわいい。
蓋を開けると湯気がぶわっと立ち上ったのですが・・・・
コメの一粒一粒が立っている。こういうごはんが一番美味しいのです。しかも炊き立て。
さらに野菜たっぷり+わかめのお味噌汁。これも大好きな一品。
先ほどのお肉をメインのおかずにして1膳目のごはんいただきました。
2膳目はTKGに。
卵はこれまた産地指定で会田養鶏というところの生卵。農林水産祭で内閣総理大臣賞を受賞したとのこと。そういうブランドが効いたのかどうかはわかりませんが、濃厚な味の、卵らしい実にいい香りがするめちゃくちゃ旨い卵でした。
ちょっと、本当にすごい朝ごはんでした。私にとってはごはんが旨いのが何よりのご馳走。満足以上の朝食だった 食べ過ぎたかも、というくらいで、この日は結局昼食は取らずじまい。それでも夕食まで十分もちました。
デザートは信州りんごのアップルパイと季節のフルーツ(ブルーベリーとスイカ?)。
食後のコーヒーはテラス席で庭(雑木林?)を眺めながらのんびり。