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定年旅行_その11_鳴子温泉郷・鳴子 風雅【食事編】 [定年旅行~第二次東北旅行]

さてお食事です。
夕食は仙台牛のコースをお願いしていました。
出て来る一品一品はとても手が込んでいて、見映えのいい、視覚で味わわせてくれる「きれい」な料理でした。
でも、印象的にはそう強くないんですよね。なぜか?
これ、実は自分の中では理由ははっきりしていて、前日のすみれさんの料理の印象が強烈だったから、で間違いないでしょう。せっかく一生懸命作ってくださったのに、ある意味、申し訳ないような気もします。

時間はお願いした18時。前夜のすみれさんと同じくカウンターに案内されました。座った位置も同じ右の端の方。これもおそらく印象が強くない理由のひとつ。2日続けて同じようなシチュエーションなら、やっぱり泊りの早い宿の方が印象が強くなる。

お品書きを貼ります。横に長いのでふたつに分けて。(実は帰宅後、家で撮り直した)
1.メニュー前半.jpg
2.メニュー後半.jpg

まずは乾杯。生ビールのグラスは飲み口が斜めになっていました。
3.乾杯.jpg

着席したらすぐに運ばれてきた前菜とお刺身です。なんともカラフルであでやか[かわいい]
4.前菜と刺身.jpg

うん、だんだん思い出してきたぞ。
手前のアスパラのムースがとろっとろで美味かったんだ。野菜の旨みが凝縮されたような。
5.カラフルで.jpg
6.きれいな料理でしょ.jpg

スープのミネストローネは、クラッカー(?)の上に乗せられた具材を中に落とし、折ったクラッカーも投入後に混ぜていただくというもの。トマトは宮城県大崎産で地産地消。自称「カゴメもびっくりするくらいのトマト好き」の私には楽しくうれしい[揺れるハート]
そういえば今年もGWにミニトマトを植えました。そろそろ実をつけ始めており、やがて来る夏が楽しみ[るんるん]
7.ミネストローネ.jpg
8.折って投入.jpg

さて、カウンターの鉄板では、肉が焼かれるごとに炎が上がる[グッド(上向き矢印)] これも演出。手前に並ぶのは果実酒。
9.上がる炎.jpg

着肉[exclamation] 
仙台黒毛和牛のサーロイン。前夜はレアにしましたが、今夜はミディアムレアで。
付けるのは塩竈の藻塩、たまり醤油、ガーリックソースの三種類。
10.仙台牛が着肉.jpg
11.三種あり.jpg
焼き加減の違いはあるにせよ、前夜の米沢牛の方が少し柔らかいか。とはいえ、「芸能人格付けチェック」ではありませんが、何も言われずに食べれば絶対にわからないと思う(笑) ただ確実に共通することはひとつ、美味い[exclamation]

ここで地ビールを投下。鳴子名産のこけしを模した瓶に入った高原ラガー「鳴子の風」。さっきのスーパードライとは違ってどっしりした味わいはラガー特有のもの。私は好きです。ちなみにラガーはKIRINが有名ですが、私はSAPPOROラガー=いわゆる赤ラベルが大好き[るんるん] お店にあったら絶対に頼むのだ。ただ、大阪ではなかなかお目にかかれないのが現状なのですが・・・・[もうやだ~(悲しい顔)]
12.鳴子の風.jpg

ラガービールを楽しんでいると次に来たのは、メニュー曰く「桜鱒のリエット風 和出汁で煮た大根にのせて  山菜のフリット 空豆のソースを注いで」というお料理。・・・・長い名前の割には量が少ない。味は・・・・ごめん、忘れた。長い旅の中の一品だもん、そりゃあ忘れることもあろうて[たらーっ(汗)]
13.桜鱒のリエット風・・・.jpg
14.山菜のフリット・・・.jpg

「リエット」って調べてみたら、
・みじん切りや角切りにした豚肉を使い、保存食として生み出されたフランス料理
・小さくカットした豚肉にラードと塩を加え、肉がホロホロの状態になるまで弱火でじっくりと煮込み、それを容器で固めて作る
・最近では、鶏肉や魚など豚肉以外の材料を使用することもある
とのことでした。
つまり・・・・そういうことですね。
ちなみに「フリット」は、私は洋風の天ぷらだと解釈しています。強引だけど。
そして〆はごはんもの。おばんざいは切り干し大根。
15.ひとめぼれ+温麺.jpg

オクラがいい味わいを出していた白石温麺のお葛がけ。「温麺」といえば、妻が松島で食べたヤツだな。あっちはもっとシンプルだったけど。優しい味わいで、夕食の〆にはいい塩梅でした。「温麺(うーめん)」・・・・関西では「煮麺(にゅうめん)」と言います。
16.白石温麺.jpg

デザートは、これはなかなか鮮烈でしたね。メニューにあるように、目で楽しませてくれる凝った演出でした。
クレープシュゼット 炎の演出 オレンジソース、アイス添え。(←お品書きのまんま) 数えてみたら、このシチュエーションだけで写真は19枚もありました。以下はその中から厳選した5枚。調理の順番通りに載せます。

料理をされる方は、2段目のお皿を都度厨房に取りに行きながらこのワゴンを押して各テーブルを回られます。よく飽きないもんだ、としょーもないことに思いを馳せながら出来上がりを待つ。
17..クレープシュゼット-1.jpg
18.クレープシュゼット-2.jpg
19.クレープシュゼット-3.jpg
20.クレープシュゼット-4.jpg
21.クレープシュゼット-5.jpg

で、完成。オレンジ香が濃厚で、甘々でしたよ[わーい(嬉しい顔)]
22.完成.jpg

夕食のときに気が付いたのですが、この日はひとり旅の方が3名だったかな、いらっしゃいました。女性の方も。窓際のカウンターに一人で腰かけて、悠然と食事をされていたのがとても印象的でした。
これもコロナ禍の一現象なのかなぁ~[レストラン]

翌朝の朝食。紹介はこれをご覧いただければ。これも横長の紙でした。
朝ごはん-1.jpg
朝ごはん-2.jpg
朝ごはん-3.jpg

3種類のスムージーの中から一つを選び、指定された席へ。
前日のチェックイン時に時間を聞かれていたのは、土鍋でごはんの炊き上がりを合わせるため。
炊き立て熱々のつや姫、美味しかったですね。
23.炊き立てごはん.jpg

段差を活用したおかず台ははじめから。
24.これははじめから.jpg

みやぎサーモンの味噌焼き、蔵王の地養卵の目玉焼き、ベーコン等は着席後に。どれもごはんが進むヤツ。サーモンなんて、このひと切れで2杯はイケる。
25.サーモン味噌焼きなど.jpg

つや姫とお味噌汁など。
26.つや姫、みそ汁など.jpg

そしてこれが妻のお気に入り。後々になっても「あれはおいしかった」と絶賛した、「花てまり」という創作料理。この、納豆や山芋、オクラ、そしてまぐろなどをまぜまぜしてごはんと一緒にいただいたのですが、これがうまうまでした。朝にぴったり、これもごはんが進む禁断のおかず。
27.妻絶賛の花てまり.jpg

鳴子風雅さん。温泉は悪くなかったし、なかなかいいお宿だったと思うのですが、いかんせん前日の宿の印象が強すぎた。そういう意味では、今回の旅の中ではちょっと可哀想な立ち位置になってしまった感は否めません。少し残念。

鳴子 風雅

さて、旅も5日目。ちょうど中日。洗濯物もたまってきた(笑) 
今日は道の駅を二つほど回ってから気仙沼へ。気仙沼では一息ついて連泊します。
そして、そこでは
「おかえりモネ」の聖地巡礼が私を待っているのだ[ぴかぴか(新しい)]

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定年旅行_その12_気仙沼・網元の宿 磯村【館内編】 [定年旅行~第二次東北旅行]

旅も5日目となると疲れが出て来ます。
今日の移動は鳴子温泉郷から気仙沼まで。余力があれば陸前高田まで足を延ばすつもりでしたが、あえなく断念し、道の駅ふたつを回ってからまっすぐ気仙沼に向かうことにしました。

ひとつ目の道の駅は、旅に出る前に教えていただいた「あ・ら・伊達な道の駅」(←クリックどうぞ)
国道47号線沿いの人気スポット、とのこと。5月末のケンミンショーでも紹介されていたことは先日書きましたね。
北海道の有名なチョコレート店ROICEが、本州で唯一出店しているらしい。買いませんでしたが(^^; そのかわ
りと言っては何ですが、名物の玉こんにゃくをいただきました。3個が串に刺さって120円でしたか、これが意外に美味かった。薄味の出汁が効いていて、何個でもイケそうな感じでした。  ※写真撮り忘れ
0.道の駅へ.jpg

1.あ・ら・伊達な道の駅.JPG

ふたつ目の道の駅は、「道の駅津山 もくもくランド」(←クリックどうぞ)
津山というと関西人の私には岡山の山の中、ホルモンうどん、B’zの稲葉さんの出身地というイメージなのですが、実はここ宮城にもあったわけで。

2.道の駅津山.JPG

道の駅 津山もくもくランドは、登米市にあります。登米といえば「おかえりモネ」で、初めにもネが働いていた場所。もちろんポスターも健在。
3.登米にある.jpg

山の中の朴訥な道の駅という感じで、しかしながらこの道の駅では結構な量の買い物をしました。
そのお店はココ、もくもくハウス(←クリックどうぞ)
・・・・なぜか写真がない[たらーっ(汗)] さしもの私も疲れていたのかもしれない。
ここで、木製のおもちゃやらティッシュペーパーBOXやらを結構買いこみました。以前、このブログでも紹介したサメのキーホルダーも追加で購入、友人へのお土産とさせていただいた。彼も「おかえりモネ」を観ていたと聞いていたので、少しは喜んでいただけたら嬉しい。

[右斜め下] ティッシュペーパーBOX。製作過程をHPで見ましたが、細かいプレス工程など相当な手間がかかっているようです。手触りが素晴らしく良くすべすべ、段差のかけらもない。値段は多少張りましたが、旅の記念だし、何より気に入っていたので購入に迷いなし。
24.ティッシュペーパーBOX.JPG

[右斜め下] ペン立て。二つに分かれているので使い勝手がとてもいい。
ペン立て.JPG
・・・・・・・

今回の長旅では、どこかで1回、連泊を入れる考えでした。本来であれば、温泉のある宿でゆっくりするというのが理想で、そして気仙沼にも温泉宿があるにはあったのですが、なぜかどうも気が進まない。イマイチ気に入らない。理由はあのシンボルマークか?
ということで、ほかにないかリサーチしていたところヒットしたのがこの宿、網元の宿 磯村さん(←クリックどうぞ)。

建物の竣工は2018年。よってまだ築4年。これは新しい。昭和の旅館に泊まってきた身にとっては、築4年なんて新築みたいなもの。実際に宿泊して見ると、ほんとうに新しかったです。どこもかしこもピカピカ、新しさが匂い立つような。きっと、建物や設備の維持には相当に気を使っておられるんだろうな、と感じました。
1.外観.jpg

チェックアウト前に着いたので、まず場所を聞いてコインランドリーで4日分の服を洗濯。その後チェックインの手続きをしました。
こちらは裏側=駐車場側の入り口。どちらかと言えば、こちらからの出入りの方が多かった。ちなみにこの左の家は、オーナーさんの家じゃないかな? 壁の色を含め、建物の意匠が同じようでしたので。
2.駐車場側入り口.jpg

こじんまりとしたフロントを経て4Fへ。廊下のちょっとした置物にもセンスが感じられる(と妻が言っていた)。
3.フロント.jpg
4.4F廊下.jpg
5.廊下の置き物.jpg

部屋は4Fの一番奥、410号室。道路に面していながら静かな部屋でした。
窓からは、残念ながら海は見えないものの、次の日に行った気仙沼大島が見える。頂上脇の白い小さな点が亀山展望台であることは翌日判明しました。
気仙沼大島、「おかえりモネ」では亀島という名前の島でしたから、島の最高峰(!)「亀山」と混同してしまう(笑)
6.窓からの景色.jpg

お部屋です。
入ってすぐ右の靴入れの上には湯かごが2個。
7.湯かご.jpg

踏み込みに上がって左側が水回り。
壁が金ピカなのは賛否両論あるかもしれない。ただ、贔屓目なのかもしれないが、下品な金ピカではなかったと思う。
奥がお風呂(これもめっちゃ清潔)、左の引き戸がトイレ、右側に洗面台。とにかく新しくきれいなのは間違いない。
8.奥の風呂.jpg
9.右の洗面.jpg
10.左のトイレ.jpg

シャンプー、リンスは高そうだった。
17.アメニティは高そう.jpg

このトイレ、用足し中、というか座っている間、常時ピヨピヨとBGM(?)が流れているんです。
進んでるというかウルサイというか(^^; これも新しさの一環なのでしょうか。

奥の広縁にお茶類と下には冷蔵庫。さすがにNationalではなかったぞ。
ミネラルウォーター2本はサービス。ちなみにこのクッキー?かなり美味しかったそうです、私は食べてないけど。
11.茶類と冷蔵庫.jpg
12.菓子と茶.jpg

あと、装備といいますか、置いてある設備が細かく実用的でしたね。
各種携帯端末の充電器があり(ほぼすべての機種に対応できているんじゃないか)、延長コードも。これには感心しました。
13.延長ケーブル.jpg
14.携帯充電.jpg

この椅子がとても座り心地がよかった。欲しくなったくらい。
15.広縁の椅子.jpg

あれ? 部屋の中央部の写真がない・・・・暗い、これくらい?
16.部屋の中.jpg

布団はすでに敷いてありました。ちなみに翌日もそのままでOKにしました。「ECO清掃」とか言って、要はシーツの交換なしというようなことです。もちろん、歯ブラシやお茶類、タオル類の交換、ミネラルウォーターの追加はありましたが、それらも自分たちでやったというような次第。従業員さん、喜んでおられたような気がしました(^^)
ではお風呂に行きましょう。お風呂は「十和田石風呂」、1Fの奥、フロントと逆側にあります。
18.お風呂.jpg

風呂上がりの飲み水も設置。
また、携帯用のトイレまで販売しているところはさすがに被災した経験からだろう。
19.飲み水.jpg

脱衣所は広くはない。でも、バッティングするケースは多くなかったので、まあ問題ない。
20.脱衣所.jpg

広さも十分あり、足も延ばせて満足満足。露天はないけどね。奥の方が居心地よさそう[るんるん]
21.十和田石風呂-1.jpg
22.十和田石風呂-2.jpg

洗い場はこの3か所と、その背中側にひとつの計4か所。
23.洗い場.jpg

サラリーマン風の宿泊客が数人おられましたね。夕食のときは姿が見えませんでしたが、朝食のときにはわらわらと。
そういえばこの宿、ビジネスホテルのようなシングルルーム(洋室)もあります。1泊朝食付きならとても快適でしょう。出張なら私も泊まりたいくらいだ。普通のビジホよりも絶対に価値はあると思います。

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定年旅行_その13_気仙沼の夜_福よし [定年旅行~第二次東北旅行]

今回は気仙沼での1泊目の夕食。
1泊目は宿ではなく、外の居酒屋にしようということにしていました。
行ったのは福よしさんという海鮮の専門店。
・漫画「美味しんぼ」に出た
・テレビドラマ「99.9」でジャニーズの松本某と杉咲花ちゃんがランチを食べてた(箸の袋に店名があった)
とのことで、地元の人たちだけではなく旅行者が訪れるお店らしい(それだけが理由ではないにしろ)。
まあ私たち自身が旅行者ですし、実はお店で話をした2組の人たちもそうでした。しかも、その2組ともが大阪がらみだったという。

場所は【ココ】(←クリックどうぞ)

ホテルから2km足らずの距離でしたので、散歩がてら歩いて往復しました。海風が心地よくて、散歩にはぴったり。月もきれいでしたし[ぴかぴか(新しい)]

停泊している漁船を右に見ながらのんびりと歩く。だんだん暮れてきました。
1.夕暮れ迫る気仙沼.jpg

1Fは入り口のみでお店は2F。この左側が10台以上は停められる駐車場になっている。
2.お店入り口.jpg

靴を脱いで2Fに上がる。階段踊り場の一言がすごく心に沁みる。
3.2階へ.jpg

予約をしていたからかどうか、焼き場のカウンターに着席。焼き場をぐるっと囲むような席回り。もちろん、別にテーブルもあります。ちょうど目の前で魚が焼かれていました。これは吉次? 高級そうな感じ。若い料理人が慣れた手付きで魚の向きを変えながら満遍なく魚を焼いていきます。両手には軍手を装着。
4.魚を焼く.jpg

私たちはビールと日本酒で乾杯。
5.乾杯.jpg

突き出しはタケノコと練り物の煮物。
6.突き出し.jpg

お料理はおまかせで、金額を伝えてお店に一任します。
まず来たのはこれ[右斜め下] 前菜みたいなもんですね。カニのほぐし身、モロきゅう、出汁巻き玉子。
カニのほぐし身にいい味がついていてウマイ[るんるん]
7.カニの身ほぐし、モロきゅう、出汁巻き.jpg

そしてイカの身と肝を和えて焼いたもの。これ、時々家でもやります。イカの内臓、美味いんです、コクがあって[わーい(嬉しい顔)] ウチは肝をホイル焼きをして、身に絡めて食べるんですけど、これがイケるんです。ビールに合います。
スプーンで混ぜながら焼いて出来あがり。
8.イカの肝焼き-1.jpg
9.イカの肝焼き-2.jpg
10.小皿に取り分け.jpg

この後お刺身が登場。手前の赤身は「モウカ」と言ってサメの心臓。貴重なものらしい。足が早いので地元でしか食べられないとのことで、これも食べたかったもののひとつ。味は・・・・まあこんなもんか(笑)
11.ここでお刺身.jpg

眼の前で焼かれていた魚が来ました。吉次というような高級魚ではなく、ウチは普通の魚でございます。カレイの塩焼きですね。ホクホクしていて美味かった。やっぱり直火はいいですね。
12.焼き魚.jpg

魚を焼いているお兄さん、気さくな方で、いろいろな話をしてくれました。
私たちが「おかえりモネ」を見て来たことを話すと、ロケ地とか、主演の清原香耶ちゃんが来店した時の話とか・・・・。最初は気付かなくって、教えられて知ったんですって。

料理のピッチが上がってきたぞ。
続いて登場は牡蠣の串焼き。美味い[exclamation×2] 頬張れば肉汁が口の中でピュッと飛び出してくる。私のような牡蠣好きにはたまらない。
13.牡蠣の串焼き.jpg

今度はホタテのホイル焼きだ。ビールが止まらん(止めたけど)。
14.ホタテのホイル焼き.jpg
15,ホタテのホイル焼き-2.jpg

おまかせ料理はこれで完了でした。これでひとり4,000円はどうでしょ? 観光地価格と思えばそんなもんかな。

ここでやめておけばよかったのかもしれないのですが、気仙沼はこれからホヤがウマいんだよ、という話になった。聞けば福よしさんにはホヤが入っているという。私は関西の人間で、基本的にホヤはほとんど食べたことがない。一度だけ、千葉でいただいたことがありますが、もう忘却の彼方となっています。
で、追加でホヤを頼んでしまいました。
ホヤは目の前でベテランのおじさん(←おそらく「美味しんぼ」に出ていた人。大将だと思う)が、手技を説明しながら捌いてくれました。その手さばきはお見事、鮮やかというほかない。プロの技です。ワザが速過ぎて写真が追いつかない。
16.ホヤ-1.jpg
17.ホヤ-2.jpg
18.ホヤ-3.jpg
19.ホヤ-4.jpg

「ここが○○なんだよ」と教えてくださったが、そのときは「へぇ~」ってなもんでしたが、今となってはさっぱり・・・・(^^;
20.ホヤ-5.jpg

捌き完了。
21.ホヤ-6.jpg
何といいますか、これが通を唸らせるというホヤなんですね。さっぱりとした、さわやかな味わいでした。
21.ホヤ完成.jpg
ごちそうさまでした。気仙沼の味、堪能させていただきました。
〔追記〕・・・福よしさんで出会った人
ひと組目は、私たちが着席した時にすでに食事をされていたご年配のご夫婦。
埼玉から日帰りで来て、ノンアルコールビールを飲んで食事をされて、この後とんぼ返りで帰られるという、なんともタフネスなお二方。私たちより一回りくらい上かな? 
この奥さまの方が、大阪出身の方でした。中央区とおしゃってた。中央区というと、大阪府庁や大阪城、難波や心斎橋がある大阪のど真ん中。私たちのような郊外ではなく都心といっていい。その方が、私たちの会話を聞いて話しかけて来られて。内容は差し控えますが素敵な会話でした。
それと、このブログでも書いた阪神高速・松原線の3年間通行止めの話をするとご存じなかったようで、感謝されました。首都圏方面から大阪へ車で来るとなると、そこを通るルートもありますので(というか、名阪国道を走ると高速代を節約できるので使う人が多い)。
ふた組目は、大阪・朝日放送(テレビ)の、誰もが知っている人気番組の前プロデューサーさん。
(名刺を頂戴したので後でググってみると、たしかにご本人でした)
この方は、ご一緒されていた方の密着をしていてお店を訪れたとのこと。ハンディカメラ片手の来店でした。今は次の番組の準備をしているとのことでした。
「絶対に観ますね」と約束して店を後にしました。
それにしても。
大阪から1,000km近く離れた気仙沼で、大阪ゆかりの方と、しかも2組も同席する機会が訪れるとは。縁とは不思議なものですね。

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定年旅行_その14_気仙沼・網元の宿 磯村【夕食編】 [定年旅行~第二次東北旅行]

今回は多少金銭的に余裕があったのと、早割で比較的リーズナブルなコースがあったので、ウチには珍しく一番いい「極(きわみ」というコースを選択しました。追々書きますが、出てくるお料理は海の「幸」の乱れ打ち、贅沢な時間でした。

ただただ残念なことは、このとき妻の胃袋が悲鳴を上げ、この夕食は私が一人でいただいたこと。妻は後でお弁当の形にしてもらい、部屋でいただくことに。それでもとても食べきれず、残さざるを得なかったのが返す返すも残念無念。
この旅では、初めからそうならないように注意し、旅館食を2度回避し、胃薬も準備し、食べ過ぎないよう気を使いもしていたのですが・・・・それでもうまくいかなかった[ふらふら] 私自身は何ともなかっただけに、う~ん、難しい、という感じ。
さて、初めにあったものからいきましょう。一人でいただいたとはいえ、美味いことに違いはなし。
前菜とお刺身。前菜は、ホヤの酢の物?、海老のナントカ、生ハムで何かを巻いたヤツ、あとこれはホタテの煮物だったかな~すみません、忘れてしまいました[ちっ(怒った顔)]・・・・だって、連日これまで食べたことがないような料理、それも地元のものが並ぶと、もはや素人には覚えきれんです(←言い訳)。
1.前菜とお刺身.jpg
2.前菜-1.jpg
3.前菜-2.jpg

そしてお刺身。
手前の赤身は、前夜の福よしさんでもいただいたサメの心臓のお刺身、モウカの星
4.お刺身.jpg

ここで焼き物のひとつ目。
帆立貝の炙り焼き。(ふたつめは隣りに控えてます。)
ここはだんだんフタが開いてゆく様子を。
5.ホタテとアワビ.jpg
6.開くホタテ-1.jpg
7.全開?.jpg

で、仲居さんがお皿に移してくださいました。
8.ホタテがお皿に.jpg

熱々プリプリ、甘みがじゅわっと花開く。適度な塩加減がバッチリ[手(チョキ)]
と弾力のあるホタテの身をもぐもぐしていると、焼き魚が到着。「あらかぶ」の塩焼き。「あらかぶ」って初めて聞きましたが、全国的には「カサゴ」のことなんですって。
9.焼き魚.jpg

そして焼き物のふたつ目・・・・アワビ[exclamation×2] 気仙沼産です。動いています。生きてます。踊っています・・・・残酷で申し訳ない。ごめん。でもウマい。
10.アワビ-1.jpg
11.アワビ-2.jpg
12.アワビ-3.jpg

焼き上がりを待っていると、蓋つきの入れ物が登場、これがもしや・・・・・?
13.蓋付きの小鉢.jpg  
待望のお料理、気仙沼産ふかひれの姿煮でした。
この写真だけでは何だかわからんけど、すくってみれば確かにふかひれだ。
ほほほほほ、実はこれを食べに来たといっても過言ではないのだ[わーい(嬉しい顔)]
15.ふかひれの姿煮-1.jpg
16.ふかひれの姿煮-2.jpg
17.ふかひれの姿煮-3.jpg

この食感がフカひれか。つるつるのさらさらだ。甘みのある中華スープも美味いぞ[るんるん]
ここでアワビが焼きあがった。小ぶりのナイフとフォークでいただきました。
上質のお肉のような絶妙の歯応え、海の香り・・・・何と贅沢な味だろうと思う。ありがたいことです。18.焼きあがったアワビ.jpg

お料理は終盤戦に突入。
これは、
1.形が楽器のハーモニカに似ていること 
2.かぶり付くとハーモニカを吹いているように見えること
から名付けられたという、気仙沼名物ハーモニカの煮付け。メカジキの背骨の部分とのこと。高速で泳ぐ魚の、背ビレの付け根の肉は絶対においしい。
醤油と酒、砂糖で甘めに煮付けられたこの煮魚、実はもう少し早めに持ってこられたんだけど、これはごはんのおかずにぴったりだと感じたので、点火するタイミングを少し遅らせてもらってごはんに合わせて火を入れた次第。ごはんは宮城県産のひとめぼれ。この組み合わせ、不味いわけがない。
19.ごはんとハーモニカ.jpg
20.ハーモニカ.jpg

実はこのハーモニカ、「おかえりモネ」主演の清原香耶ちゃんのお気に入りの料理でもあるのだ。名前の響きにつられて注文して食べたら美味しかったとのこと。どんな料理かと思っていたらこんな料理だった(笑) 私も食べられてよかったです。

ちなみにメカジキってこんな魚[右斜め下] 刺されたら痛そうだ。って、こりゃ命に関わるやろ[がく~(落胆した顔)]
(実際に刺されて亡くなられた釣り師さんもおられるそうです)
21.メカジキ.PNG

その後、吸い物が来てデザートも。小さなケーキとゴマのちまき。この時はこどもの日が近かったからね。
22.お吸い物.jpg
23.お茶でデザート.jpg
25.デザート-2.jpg

ごちそうさまでした。気仙沼名物がふんだんに出て来る夕食、昨夜の魚専門店とはまた違った旅館のお料理、美味しかったです。地元の産物を味わうのは旅の醍醐味、今夜も堪能させていただきました。ありがとうございます。

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定年旅行_その15_気仙沼にて(1) [定年旅行~第二次東北旅行]

では、2泊した気仙沼を拠点に行ったところを紹介します。ちょっと長くなるので2回に分けて。

今回の旅で行きたかった場所は数々ありましたが、ここはマストのひとつでした。
いわゆる「奇跡の一本松」でつとに有名な場所、道の駅 高田松原です。とても立派なHPもある。
そしてここには東日本大震災津波伝承館があります。
東日本大震災に関する映像、展示物、津波に流され破壊された消防車、ひん曲がった橋脚・・・・特に津波の映像は久しぶりに見た気がするのですが・・・・壮絶でした。涙なくしては見られなかったです。
0.takadamatubara .jpg
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10.鋼鉄製の橋脚も・・・・.jpg

◎大阪南部に住む私のクルマのナンバーは「和泉」。この旅で同じ和泉ナンバーのクルマを見掛けたのは、初日(大阪→名古屋)と、最終日(東京→大阪)の2日のみ。
しかし、ただ一つの例外がこの日この場所、道の駅高田松原でした。駐車場には様々な地域のクルマが停まっており、私の「和泉」のほか、関西系では「なにわ」、「神戸」、「三重」、「奈良」、「徳島」、「大阪」などなど。もちろん「横浜」や「札幌」、遠く「福岡」ナンバーのクルマもあった。
それだけここは、日本人にとって大切な、心に残る場所なんだろうな、と感じました。これからも、様々な場所からここを目指す人が現れ、ここを訪れることでしょう。
・・・・・・
さて、この震災で傷ついた人たちとその再生を真正面から描いたのがNHK朝ドラ「おかえりモネ」でした。私は第1回から最終回まで欠かさず観ました。ちょうどテレワークだったことも重なって、多い日は1日で、早モネ、朝モネ、昼モネ、そして夜モネの計4回観たことも。妻に呆れられながらも、バンプ・オブ・チキンの軽快なテーマを聴きながら楽しませていただきました[るんるん]
だから、今回の旅ではいわゆる「聖地巡礼」~ロケ地巡りも重要な目的のひとつ。
こうやって観光客が訪れ、そしてお金を落としていくことが大事なんですよね。もちろん街を荒らさないことは大前提で。
まずはひとつめ。
ドラマではモネちゃんの故郷として描かれていた「亀島」こと気仙沼大島。最近立派な橋~その名も「気仙沼大島大橋」が架けられ、ドラマ終盤ではモネちゃんがタクシーに乗って渡っていました。「橋を渡ってきたよ」というセリフが泣かせたねぇ~[もうやだ~(悲しい顔)] ・・・・いいです、わかる人だけわかってもらえれば。
11.橋のたもと.jpg12.妻撮影.jpg

橋を渡って標高を上げる。目的地は亀山(235m)。気仙沼大島の最高峰でもある。ドラマの島の名前はこの山の名前からとったことは明白。で、その山にも上りました。途中のレストハウスの前にあるこじんまりとした広場は、モネちゃんが仲間たちとブラスバンド部の演奏をやったところ。
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山からの風景はよかったです。桜も咲いていたし[かわいい]
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あのカキ棚はおじいちゃんのかな?
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レストハウスには「おかえりモネ」展の案内が。ハイハイ、今から行きますよぉ~( ´∀` )
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定年旅行_その16_気仙沼にて(2) [定年旅行~第二次東北旅行]

後編は海の市の「おかえりモネ」展から。
海の市とは、気仙沼市の港に建つ商業施設で、海産物の直売店、レストラン、お土産物屋さんが入っており、世界唯一の「シャークスタジアム」もあります。詳しくは【コチラ】(←クリックどうぞ)

私たちは、今回の旅のおみやげ物はおおむねここで買いそろえました。考えていたほとんどのものがここで買えましたし、何より宿から徒歩5分と近くとても便利でしたので。

さて「おかえりモネ」展。興味のない人にはまったく意味のない、でも好きな人にはたまらない展示物の数々。私はすっかり楽しんできました[わーい(嬉しい顔)] だって、そのために気仙沼に足を運んだといっても言い過ぎじゃないですからね[揺れるハート]

すべての写真を載せたい気分ですが、まあ抜粋で。

仙台港にもあった表示ですが、あの津波の凄まじさがここかしこにあります。自販機の上端が写っていますが、それよりもはるかに上の方・・・・。
1.2Fを見上げて.jpg

以下は、モネちゃん好きな方だけが楽しめる画像[るんるん]
2.始まる.jpg
3.ご家族.jpg
4.妹のみーちゃん.jpg
5.ご家族-3.jpg
6.タイトルバック.jpg
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8.ロケに立ち会いたい.jpg
9.本当にいいドラマだった.jpg
11.ラジオブース.jpg
12.汐見湯.jpg
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おっと、このシーンのロケ地が午前中に行った亀山のレストハウス前の小広場ですね。
14.ここに行った.jpg

前回記事のココね [右斜め下]
13.ここでブラバンのロケがあったんだ.jpg

「おかえりモネ」展は、10/31まで開催しています。私はもう一度行きたいくらい。
15.仲間たち.jpg
27.ラストは汐見湯.jpg

その後、隣接しているシャークスタジアムで鮫の展示を見学し、
17.シャークスタジアムに行って.jpg
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19.歯は本物だったと思う.jpg
[右斜め上] この模型のサメの歯は本物らしいです。こんなんに嚙まれたらたまったもんじゃないな[がく~(落胆した顔)]

で、次に向かったのは魚市場対岸の神明崎浮見堂。最終回近くで、菅波先生とモネちゃんがデートした場所。モネちゃん好きの遠霞さんもきっとご覧になられたはず。
「あ~~~、あそこかぁ~[exclamation&question]」という声が聞こえてきそうだ[わーい(嬉しい顔)]
20.浮見堂-1.jpg
21.浮見堂-2.jpg
23.浮見堂-4.jpg

途中に建つ恵比寿像は3代目。2代目は東日本大震災の津波で行方不明となり(その後発見された)、その後サッポロビール社の主力商品のひとつであるヱビスビールの縁で再建が実現したとのこと。詳細は【コチラ】(←クリックどうぞ)詳しい。
24.恵比寿像.jpg
25.恵比寿像.jpg

海の上の回廊は本当に気持ちよくて、たしかにデートにもってこいの場所でした[ぴかぴか(新しい)]
さて、気仙沼は次回の朝食編でおしまい。旅も終盤戦に突入です。
磯村さんでもう1泊した後、次の宿はふたつめのメインイベントなのですが、その途中にこれもマストだったあのお寺に寄ってから。
26.湾と漁船を望む.jpg

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定年旅行_その17_気仙沼・網元の宿 磯村【朝食編】 [定年旅行~第二次東北旅行]

では朝食を2日分まとめて。まあ写真の羅列になりますが、そこはご容赦を。
まずは1日目(というか2日目)。ちなみに旅の6日目と7日目の朝です。
左のアルミホイルで巻かれたヤツは土鍋のごはん。前夜に伝えておいた時間に炊き上がるようにしてくれています。巻いているのは保温のためでしょう。

1.はじめに.jpg

ハーフバイキング(?)からは、温泉玉子、牛乳、納豆を。
コーヒーは持ち帰られるようになっていたので、専用のカップに入れて部屋でいただく。
2.納豆や玉子は自由に.jpg
3.牛乳~.jpg

朝からそそるラインアップ。いつも思うのですが、旅館の朝食は普段の夕食並みです。
(普段どんだけ粗末なもんを食べてんねん?と言わないでね)
4.まだ未完成.jpg

空いたスペースに茶碗蒸しが着陸。
5.着陸茶碗蒸し.jpg

少し後に来た鯖の味噌煮とお味噌汁。おみそ汁の具は、何かの海藻だったかな? まさかフカひれではないよね。
6.完成.jpg

明太子、じゅんさい、イカの塩辛・・・・まるでビールのアテじゃないか(笑)
7.明太子~.jpg

小さいながらもお刺身が。
8.お刺身など.jpg

ごはんは炊き立て。
9.ごはん.jpg

海の宿の朝食、魅力的で、何より美味しい[揺れるハート] そりゃあ、出張の力になりますわ。

・・・・・・

では2日目(3日目=出立日)の朝食。組み立ては変わらないけど、内容は変わる。
11.大体はじめから.jpg

ベジファーストということでまずはサラダを平らげ、3つの小鉢でごはんが進む。
12.小鉢が3つ.jpg

やはりお刺身は付く。妻の分まで頂戴しました。山芋イクラはごはんに合います。
13.山芋イクラが飯に合う.jpg

ひじき、こんにゃくの煮物も、魚の塩焼きも、すべてがごはん泥棒。
14.煮物と.jpg
15.今日は塩焼き.jpg

2泊した網元の宿 磯村さん。温泉ではなかったけど選択は間違いじゃなかった[わーい(嬉しい顔)] 
コストパフォーマンスに優れたとてもいい宿でした。ありがとうございました。次に気仙沼に泊まることがあるとすれば、おそらくまたここを選ぶことでしょう。

さ、旅もいよいよ終盤戦に突入です。今日の予定は、これまた若い頃からず~っと行きたかった中尊寺の金色堂を見学し、後半のもうひとつのメインイベントの宿に投宿します。

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定年旅行_その18_中尊寺 [定年旅行~第二次東北旅行]

ここは中尊寺。岩手県の南部、平泉町。宮城と山形を中心とした今回の旅では、中尊寺は「かすめた」という表現がぴったりという感じです(笑)
それでもどうしても行きたかったお寺。気仙沼から50㎞ちょい、途中の道の駅に立ち寄りつつ、約1.5時間で到着。

手前の食事処が立ち並ぶ駐車場を避け、坂の上にあるその名も「坂の上駐車場」に。ちなみにこの駐車場は下より100円高い500円です。今回は妻が結構疲れていたので、歩く距離をできるだけ少なくしようとした次第。それでも山の寺だけあって、階段上りは必須。ゆっくりゆっくり上りました。そうそう、この駐車場には神戸ナンバーのクルマが停まっていましたね。さすがに全国クラスの知名度を誇るお寺だけあります。「鎌倉殿の13人」にも出て来るし。
と思っていたら、5/22の放送できっちり紹介されていましたね。
1.階段を上る.jpg
2.中尊寺.jpg

ポストも個性的。
3.ポストもちと違う.jpg

色んなお堂が山内に点在する。
4.不動堂.jpg
5.峯薬師堂.jpg
6.大日堂.jpg

参道を振り返ると、平日でも人は来る。
7.参道を振り返る.jpg

梵鐘もある。
8.梵鐘.jpg

そして中尊寺でもっとも有名な金色堂。ここを見学するためだけに参拝料が必要。800円はちょっと高いんじゃないの?と一瞬感じましたが、しかしこれだけのものを維持する費用は大変なものだと思うし(想像もつかない)、そう考えればこれも当然だと考えるようになりました。
残念ながら写真は不可。
9.金色堂.jpg

実際にこの目で見た金色堂は素晴らしかった。現代より900年も前に建立されたというこのお堂は、金色に輝くだけでなく、螺鈿細工も何もかも美しく、まさにこれこそ「国宝」、国の宝でした。こういうものが今でも残っているというのが凄いですね。思わず息を吞む・・・・美しさ[ぴかぴか(新しい)]

芭蕉の句碑もあり。
11.芭蕉句碑.jpg
12.芭蕉-2.jpg

これが現在の一代前の金色堂覆堂。
13.1代前の金色堂覆堂.jpg
14.その案内.jpg
15.中央の柱.jpg

散った桜の花びらが綺麗でした[かわいい]
16.桜の花びら.jpg

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定年旅行_その19_旬菜湯宿 大忠【館内編】 [定年旅行~第二次東北旅行]

米沢の時の宿 すみれさんに続くふたつめのメインイベント宿は、蔵王の麓 遠刈田温泉の旬菜湯宿 大忠さん。云わずと知れた先達、遠霞さんの常連宿です。
おそらく関西人の大半は「遠刈田温泉」の名を知らない。読み方ももちろんわからない。普通なら「とおかりた」とか、せいぜい「とおかんだ」か。その名前を正確に「とおがった」と読める人はきわめて稀ではないか。
かく言う私も、遠霞さんのブログを読むまでは、蔵王は知っていても、その「遠刈田」という温泉名はまったく知識にありませんでした。

今回も、
「定年旅行はどこ行くの?」と訪ねられ、
「宮城と山形がメイン。気仙沼とか湯の沢温泉や鳴子温泉、それと遠刈田温泉に泊まる予定」と回答するも、遠刈田温泉を知っている人は皆無でした。
「ん? とお・・・? どこ?それ」
と聞き返されるのがオチで、すみれさんの「湯の沢温泉」もほとんどの人が知らなかった。
まあ、ことほどさように関西人にとって東北は遠いというわけです。気分は坂上田村麻呂?
さて、そんな関西人には縁遠い遠刈田温泉の大忠さん。
遠霞さんが何度も再訪される宿なのだからアカンわけがない。すみれさんと同じくメインイベントとするのは当然といえば当然。そしてそこをこの旅の最後の宿に持ってきたわけです。
(ちなみに次は東京に行って娘んトコに1泊、その後私一人で帰阪の予定なので、旅館泊りはここがラスト。文字通りのメインイベント[exclamation]
1.全景.jpg
2.入口.jpg

入ると応接セットがあり、すぐに受付カウンター。小さな宿を謳うだけあって、こじんまりとした中にも機能性は高い。
3.玄関応接セット.jpg
4.らしくない受付.jpg

左手奥には食堂があり、その手前右に飲み物のカウンターがあります。
何を隠そう、妻に隠れてビールを2杯いただいたのはこの私。風呂上がりの1杯はもうたまらん[exclamation×2] 幸せなことこの上なし[ビール] きっと遠霞さんもこっそり飲んでいるに違いない。いや、絶対に飲んでいる(キッパリ)[わーい(嬉しい顔)]
5.左奥に食堂、手前右にカウンター.jpg
6.湯上りにオランダのハートランドビール.jpg

畳敷きの廊下をたどってお部屋へ。
廊下のあちこちにある飾りがいい感じです。
7.廊下-1.jpg
8.廊下-2.jpg
9.廊下-3.jpg

それにしても段差が多い。あちらこちらにあります。バリアフリーとは対極の位置にある宿ですね。斜面に立てられた建物ですので、もうこれはどうしようもない。割り切るしかありありませんね。
まあ、若い人には何ら問題はないけど、高年齢の方はしんどいでしょう。
私? 全然大丈夫ですよ。訪問時には還暦目前でありましたが、まだまだ元気[ぴかぴか(新しい)]

お部屋は2Fの竜胆(りんどう)。これまた遠霞さんの追っかけですよ。
4~5段階段を上がった左のお部屋。手前には図書室がありました。
10.段上左が竜胆.jpg
11.図書室.jpg
31.扉がイイ.jpg

窓際のソファスペース(リュックとか置いてますが)。
この左奥にちらりと写っている白い金属棒を曲げたヤツ、これタオル掛けでした。しかもスイッチを入れると熱くなるスグレもの。タオルを乾かすのに大活躍。最初は使い方が分からなかったんだけど、何となくそうじゃないかと思って使用してみました。
12.ソファスペース.jpg

寝心地のいいベッドに、
13.ベッド.jpg

ステレオも。その右が洗面台。さらに奥がトイレ。
14.ステレオ.jpg
30.クローゼット~.jpg

ローゼットの引き出しにあった作務衣は着心地よし。
15.作務衣.jpg

何か、自分の写真撮影の下手さに辟易としてきます。なんでこんなに暗い?[もうやだ~(悲しい顔)] 
AUTO任せはアカンということか。アングルも悪いし。

さて、ではお風呂に。
こちら大浴場がふたつと、空いていればいつでも入れる貸し切り風呂が3つ。
大浴場はたしか入れ替えなしだった(と記憶しています)。
貸し切り風呂は結構埋まっていましたが、大浴場はほぼ一人で浸かれました。天気も良くとても快適。至福の時間[いい気分(温泉)]
16.大浴場更衣室.jpg
17.普通に広く快適.jpg
18.タイルが素敵.jpg
19.ちょろちょろとかけ流し.jpg

つぎは貸し切りの方。到着後2時間ほどで3つとも制覇はしましたが、ちょっと駆け足気味だったので、日が暮れてからじっくりと浸かりなおしました。

まずは一番左の岩風呂風。札をひっくり返して入る。
20.後で札を反転.jpg
21.いい感じ.jpg
22.いい感じ-2.jpg
23.いい感じ-3.jpg

中央のお風呂は陶磁器のやつ。ここはめっちゃ熱くて、結局1回だけしか入らなかった。
24.真ん中の陶磁風呂.jpg
25.熱かった.jpg

右の檜(?)のお風呂。若干狭いが問題なし。ここに一番よく入ったかもしれません。
26.右の貸し切り風呂.jpg
27.第3の貸切風呂.jpg

扉の把手が凄いことになっている。
28.把手が・・・・.jpg

かけ流しの、ちょうどいい湯温の明るい風呂にのんびりと浸かる。この上ない至福の時間なり。
世間様はまだまだ働いている時間なのに申し訳ない・・・・と少しだけ思うことにしよう。

そしてまた湯上りの一杯[ビール] なんて幸せなんだ・・・・[るんるん]
31.風呂上がりの一杯.jpg


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定年旅行_その20_旬菜湯宿 大忠【食事編】 [定年旅行~第二次東北旅行]

楽しみにしていた夕食は18:30から。この旅での云わば「最後の晩餐」です。メインイベントの第2弾でもある。

はじめに並んでいた前菜。メニューには「蔵王彩り前菜」との紹介が。
左半分は、
・空豆真丈
・蔵王産ブランド豚「JapanX」アスパラ蕗味噌焼き
・竹の子と烏賊 木の芽和え
・菜の花サーモンとんぶり
2.左半分.jpg

右半分は
・桜白和え
・海老手毬寿司
・鶏 蔵王チーズ焼き
・岩魚雲丹焼 穴子二身焼
3.右半分.jpg

どれも手の込んだ一品ばかりで、手を付けるのが惜しくなるような彩りと繊細さ。ずらりと8品が並んだ様は壮観と言ってもいい。
さてどれからいただこうかとあれこれ迷いながらまずは乾杯。胃のしんどさがまだ残る妻はウーロン茶。私はいつものビールで[ビール]
4.乾杯.jpg

おばんざいは、切り干し大根と浅漬けと、後でおでんも。
5.おばんさいから-1.jpg
6.おばんざいから-2.jpg

おばんざい、おいしそうな料理が大皿でずらりと並んでいます。
7.おばんざい-1.jpg
 
ただしかし、胃の調子がよければ、といいますか、この宿が例えば最初の方であればもっといただいたと思うのですが、なにせ今夜はすでに7泊目、昼をあまり食べていなくても完全な空腹にはなっていない。思ったよりも食べられなかったのが少し残念ではあります。
え? これだけ食べれば十分? めっちゃ食べてるやん・・・・まあそういう見方もできますか[わーい(嬉しい顔)]

ここで白ワインの登場。
8.白ワイン登場.jpg

つづいてお造り、宮城県産平目 雲丹包み桜風 雲丹醤油
飛び出てくるような意匠の、鮮やかな緑色のお皿が魅力的でした。
9.お造り.jpg
10鮮烈なお皿.jpg

揚げ物は、大忠名物 きのこと竹の子の包み揚げ
これ、絶品でした。めちゃめちゃウマい。中には半熟玉子が入っていて、それがきのこや竹の子と絡まってトロトロのうまうま[かわいい]  宿の方が、「これは引っくり返して裏から食べるのがコツ」と教えてくださったので、上手く、こぼさずにいただくことができました。妻なんて、包んだ部分を残して内部だけ食べきるというワザをいきなりマスターし、うま~く食べていました。私もお皿にこぼさず食べきりましたよ。
(ちなみに遠霞さんは、今は大丈夫だけど、かつてはお皿によくこぼしたという話はここではナイショにしておきます[わーい(嬉しい顔)]
11.きのこと竹の子の包み揚げ.jpg
12.裏からいただくのがコツ.jpg

ここでお口直しのレモンシャーベット。・・・・酸っぱい。
13.レモンシャーベット.jpg

そして、メインのお料理の第1弾。金目鯛の煮魚&蔵王のお野菜 炊き合わせ。
これは、食べずに残しておきました。ごはんと一緒にいただくのは、次のお肉よりこちらの方がいいと考えたので。
そして、メイン第2弾は蔵王牛のサーロインステーキ[exclamation×2] 付け合わせはめんこちゃんニンニクと岩出山 中森豆腐店の厚揚げ。私はこの緑の野菜が美味しかったです。
15.蔵王牛サーロイン.jpg
16.肉と野菜.jpg

先ほどの金目鯛、それと妻から回ってきたお肉と一緒にごはんを。ごはんは蔵王源流米「ひとめぼれ」、お味噌汁はでっかい仙台麩入り
17.ごはんと味噌汁.jpg
18.仙台麩の味噌汁.jpg

デザートはミルクプリン。あたたかい紅茶で〆ました。
19.ミルクプリン.jpg
20.紅茶で〆.jpg

メニューには、お食事一品一品に合う飲み物が「おすすめマリアージュ」として紹介されていました。大体、お宿がこのお料理にはこのお酒、と奨めるものに悪いものがあるわけがない。
「ZAO 純米吟醸K 春色 SHUN SYOKU」とか「刈穂 山廃純米 超辛口」、「日高見 純米魚ラベル」なんて、ムチャクチャ美味しそうじゃないですか。どれもこれも飲みたいよ~と切望はするものの、奨められるままに飲んだら間違いなく酔いつぶれるか二日酔いになることは必定。そう、私はあんまりお酒には強くないのです。若い頃にはそれなりに飲んだものですが、もはや還暦寸前、無理はできません。それに、翌日から2日間で計約900㎞を走らにゃならん、となると深酒はできませんので。ここはガマンガマンでした[もうやだ~(悲しい顔)]
[右斜め下] ちなみに、走るルートはこれ。自分で立てた計画とはいえ・・・遠いなぁ・・・・
29.遠刈田温泉~大阪.PNG

続いて朝ごはんも。
昨夜に引き続き、おばんざいがずらりと並ぶ。
朝からスパークリングワインは罪なり[もうやだ~(悲しい顔)] カレーは食べず。豆腐は絶品[るんるん] おそらく昨夜の厚揚げの中森豆腐店製でしょう。豆の旨み、甘みが感じられてうまうま。ついお代りをしてしまうくらいに美味かった[あせあせ(飛び散る汗)]
21.朝のおばんざい-1.jpg
22.朝のおばんざい-2.jpg
23.これだけ取った.jpg

の上に、これがテーブルに運ばれてくる。魅力的なことこの上なし。
24.朝ごはん.jpg

朝イチから濃厚デミグラスソースのハンバーグ(ビール飲みたい[exclamation])に、ごはんのお供の鱒の塩焼き。ちょっとだけど明太子がイケる。そういえばすみれさんや磯村さんにも朝食に明太子がありました。九州だけでなく東北でも定番なのかな?(遠霞さん、ご存じ?
25.ハンバーグ+.jpg

サラダとイカの塩辛、奥はまぐろの山かけ。
26.サラダと奥はマグロの山かけ.jpg

お味噌汁は、何とトマト入り。これは初めて食べた・・・・不思議な味でした。でもさっぱりしてたな、夏にはおもしろいかもしれない。一度やってみようかな、という感じです。
27.トマトの味噌汁.jpg

最後はブルーベリーヨーグルトで〆。
28.ブルーベリーヨーグルト.jpg

いやぁ~、美味しかったです。朝からなんとも贅沢な食事。家では絶対に味わえない朝食。
全身手足を伸ばして浸かる温泉に加えて、豪勢な食事のこの非日常感がたまらなく嬉しく、こんな至福の時間を愉しむために働いているんだよなぁ~なんてふと思ったりしました。
30.ラストの1枚.JPG

長らくお付き合いいただき、ありがとうございました。
次回、ようやく定年旅行の最終回です。あと少しだけお付き合いくださいませ。

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