定年旅行_その19_旬菜湯宿 大忠【館内編】 [定年旅行~第二次東北旅行]
米沢の時の宿 すみれさんに続くふたつめのメインイベント宿は、蔵王の麓 遠刈田温泉の旬菜湯宿 大忠さん。云わずと知れた先達、遠霞さんの常連宿です。
おそらく関西人の大半は「遠刈田温泉」の名を知らない。読み方ももちろんわからない。普通なら「とおかりた」とか、せいぜい「とおかんだ」か。その名前を正確に「とおがった」と読める人はきわめて稀ではないか。
かく言う私も、遠霞さんのブログを読むまでは、蔵王は知っていても、その「遠刈田」という温泉名はまったく知識にありませんでした。
今回も、
今回も、
「定年旅行はどこ行くの?」と訪ねられ、
「宮城と山形がメイン。気仙沼とか湯の沢温泉や鳴子温泉、それと遠刈田温泉に泊まる予定」と回答するも、遠刈田温泉を知っている人は皆無でした。
「ん? とお・・・? どこ?それ」
と聞き返されるのがオチで、すみれさんの「湯の沢温泉」もほとんどの人が知らなかった。
まあ、ことほどさように関西人にとって東北は遠いというわけです。気分は坂上田村麻呂?
さて、そんな関西人には縁遠い遠刈田温泉の大忠さん。
遠霞さんが何度も再訪される宿なのだからアカンわけがない。すみれさんと同じくメインイベントとするのは当然といえば当然。そしてそこをこの旅の最後の宿に持ってきたわけです。
(ちなみに次は東京に行って娘んトコに1泊、その後私一人で帰阪の予定なので、旅館泊りはここがラスト。文字通りのメインイベント)
入ると応接セットがあり、すぐに受付カウンター。小さな宿を謳うだけあって、こじんまりとした中にも機能性は高い。
左手奥には食堂があり、その手前右に飲み物のカウンターがあります。
入ると応接セットがあり、すぐに受付カウンター。小さな宿を謳うだけあって、こじんまりとした中にも機能性は高い。
左手奥には食堂があり、その手前右に飲み物のカウンターがあります。
何を隠そう、妻に隠れてビールを2杯いただいたのはこの私。風呂上がりの1杯はもうたまらん 幸せなことこの上なし きっと遠霞さんもこっそり飲んでいるに違いない。いや、絶対に飲んでいる(キッパリ)
畳敷きの廊下をたどってお部屋へ。
廊下のあちこちにある飾りがいい感じです。
それにしても段差が多い。あちらこちらにあります。バリアフリーとは対極の位置にある宿ですね。斜面に立てられた建物ですので、もうこれはどうしようもない。割り切るしかありありませんね。
まあ、若い人には何ら問題はないけど、高年齢の方はしんどいでしょう。
私? 全然大丈夫ですよ。訪問時には還暦目前でありましたが、まだまだ元気
お部屋は2Fの竜胆(りんどう)。これまた遠霞さんの追っかけですよ。
お部屋は2Fの竜胆(りんどう)。これまた遠霞さんの追っかけですよ。
4~5段階段を上がった左のお部屋。手前には図書室がありました。
窓際のソファスペース(リュックとか置いてますが)。
この左奥にちらりと写っている白い金属棒を曲げたヤツ、これタオル掛けでした。しかもスイッチを入れると熱くなるスグレもの。タオルを乾かすのに大活躍。最初は使い方が分からなかったんだけど、何となくそうじゃないかと思って使用してみました。
寝心地のいいベッドに、
ステレオも。その右が洗面台。さらに奥がトイレ。
クローゼットの引き出しにあった作務衣は着心地よし。
何か、自分の写真撮影の下手さに辟易としてきます。なんでこんなに暗い?
AUTO任せはアカンということか。アングルも悪いし。
さて、ではお風呂に。
さて、ではお風呂に。
こちら大浴場がふたつと、空いていればいつでも入れる貸し切り風呂が3つ。
大浴場はたしか入れ替えなしだった(と記憶しています)。
貸し切り風呂は結構埋まっていましたが、大浴場はほぼ一人で浸かれました。天気も良くとても快適。至福の時間
つぎは貸し切りの方。到着後2時間ほどで3つとも制覇はしましたが、ちょっと駆け足気味だったので、日が暮れてからじっくりと浸かりなおしました。
まずは一番左の岩風呂風。札をひっくり返して入る。
中央のお風呂は陶磁器のやつ。ここはめっちゃ熱くて、結局1回だけしか入らなかった。
右の檜(?)のお風呂。若干狭いが問題なし。ここに一番よく入ったかもしれません。
扉の把手が凄いことになっている。
かけ流しの、ちょうどいい湯温の明るい風呂にのんびりと浸かる。この上ない至福の時間なり。
世間様はまだまだ働いている時間なのに申し訳ない・・・・と少しだけ思うことにしよう。
そしてまた湯上りの一杯 なんて幸せなんだ・・・・